靴リペアでお気に入りの靴を蘇らせるハトメ交換をしよう

靴ひもを使うタイプの靴を愛用している方も多いと思います。靴には靴ひもを通すための穴が開けられていますが、この、靴ひもの穴の周囲を囲んでいる小さな金具がハトメです。ハトメにはどんな役割があるのでしょうか。ハトメが取れたり壊れたりした時はどのように修理すれば良いのでしょうか?靴とハトメの関係についてお話していきます。

ハトメって何?

紐靴靴にはいろいろな種類があります。靴ひもを使用するタイプの靴もたくさんありますが、靴ひもを通す穴にはハトメと言われる金具が使われています。

ハトメとは靴ひもを通す穴を補強するためにつけられている金具で、穴の周囲をぐるりと囲んでいます。まるで鳩の目のような形に見えるので「鳩目」と言われるようになったとも言われています。

ハトメがあることで穴の周囲から布や革がほつれてこないようにできますし、靴ひもを引っ張っても穴の部分から布や皮が裂けたり破れたりすることがありません。ハトメは布を表と裏からはさみ込むようにして圧をかけ、密着させています。同じひも靴でも靴によってハトメがついているものとついてないものがあるように見えますが、実はハトメには2種類あります。

表側からハトメの金具が見えるようにつけられているものを「表ハトメ」、ハトメの金具が見えない作りになっているものを「裏ハトメ」と言います。表ハトメはスニーカーなどに使われており、カジュアルな雰囲気になります。裏ハトメはビジネスシューズなどに使われ、ドレッシーな雰囲気を醸し出します。

どのような靴でもひも靴にはハトメが使われていますが、最近では安価な靴などではハトメを使わずに作られているものもあるようです。

ハトメと靴ひもの関係

ひも靴には欠かせないハトメですが、表ハトメの靴はハトメが目立つのでカジュアルな雰囲気になるものが多く、ハトメも内径3.5ミリ以上の大きなサイズのものが使われています。

裏ハトメは、表からはハトメの金属が見えないタイプです。表からは金属部分が見えないということは靴のデザインを邪魔しないので、見た目がドレッシーに仕上がります。ビジネスシューズのハトメは、通常3ミリの穴があけられています。靴ひももその穴を通るよう、3ミリ以下の丸ひもを使用しています。ひもの表面に蜜蝋などを縫ったロー引きの靴ひもなどが使用されています。

スニーカーなどのカジュアルな靴には表ハトメが使われています。靴ひもも丸ひもではなく、平ひもが使われています。一般的に幅の広いひもの方がカジュアル度がアップして見えます。平ひもは見た目にカジュアルな印象を与えるだけでなく、しっかりと結ぶことができる靴ひもです。激しい運動をしても耐えてくれるひもなのです。

靴ひもの長さは、靴のハトメの数とも関係してきます。靴の形状やひもの締め具合によっても変わってきますが、1〜3穴の靴で55センチ前後、4〜5穴の靴で75センチ前後と言われています。ひもの通し方にも何種類かあり、スニーカーなどでは表側でクロスさせるようにかけ、ビジネスシューズなどではひもが水平になるようにかけるとされています。

ハトメのつけ方で靴の印象が変わる

ハトメは穴の補強のためにつけられている金具です。ハトメがつけられていることで紐を通す穴の周りの布がほつれてきませんし、紐を引っ張ってもスニーカーの布地が裂けたり破れたりすることがありません。結構強い力で引っ張られるところなので、補強していないとあっという間に靴が破れてきてしまいます。

ハトメは糸などで縫いつけているわけではなく、布地や皮を表と裏からぎゅっと圧をかけて金具ではさみこんでいます。裏ハトメの靴では表には金具が出ないよう、裏側から補強しています。

ハトメが取れたり壊れたりした場合は靴修理店に持ち込むと靴リペアをしてもらえます。修理費用は1箇所につき千円前後かかります。壊れたハトメを外して新しいハトメをつけたら修理完了です。

ハトメによって靴の印象がずいぶん変わるので、修理の際にはハトメを今までと違うものに付け替えてみると、靴の雰囲気もガラリと変わったものになり、新たな靴として蘇らせることもできます。裏ハトメを表ハトメに変えて、ハトメの色や靴ひもの色などを変えてみるとまるで違った靴に変身させることも可能です。堅苦しいビジネスシューズがおしゃれな雰囲気になる場合もありますから、試してみて損はないでしょう。

スニーカーのハトメは自分で付け替えることもできる

スニーカーなどのハトメは慣れれば自分で付け替えることもできます。ハトメやハトメを打ち込むための道具は手芸店などでも売っています。百円ショップなどでも手に入ります。

ハトメの素材は真鍮やアルミなどです。素材によって色合いや硬さなどが変わってきます。真鍮製は金色で錆びにくく、アルミ製は柔らかく細工がしやすい素材です。取り付ける前のハトメには高さがあり、これを垂直に押しつぶすことで生地にしっかりと固定していきます。そのため、出来上がりの高さは元のものより2〜3ミリ低いものになります。穴の直径に合わせて必要なサイズのハトメを選びましょう。

ハトメの取り付けには専用の道具を使います。強い力が必要になるので手で打ち込むのは難しいでしょう。ハンドプレスやハトメパンチなどを利用してハトメを打ち込んでいきます。ハトメのサイズとハトメパンチのサイズがあっていないと仕上がりが綺麗にならないこともあるので、購入前に確認しておきましょう。穴にハトメを通したら、裏側の座金を当てて、ハンドプレスやハトメパンチなどを使用して均等に圧をかけていきます。最初はちょっとコツがいるので、少し練習してから靴のハトメに挑戦してみてもいいかもしれません。

ハトメの色を変えてみたり、靴ひもの色を変えてみたりすると見慣れたスニーカーも雰囲気の違う靴に見えてきます。靴ひももカラフルなものにしてみたり、デザイン性のあるものを取り入れてみるとポップな雰囲気を楽しむことができます。

ハトメの取り替え・靴リペアでおしゃれを楽しもう

靴リペアをするときはハトメに注目して靴の雰囲気を変えてみるのもいいでしょう。ハトメは靴ひもの穴を補強するためにつけられている金具です。表ハトメではカジュアルに、裏ハトメではドレッシーな雰囲気になります。ハトメの色やつけ方を変えると靴の雰囲気も変わって新たな楽しみ方ができます。ハトメは百均などでも変えるので自分でスニーカーのハトメを変えてみることもできます。また、他の靴リぺアでも、ヒールソールの重要性について記載しておりますので、参考にしてみてください。